一つぽつりとある前方後円墳です。
国史跡(周庭帯含む) 5世紀中頃 前方後円墳(全長:114m) 二段築成 |
記録には無いが墳丘は中世に城塞に転用か 北側のみ造り出しが有るが城塞の搬入口か? 北より望む |
前方部北端より 後円部石室は盗掘され残存せず |
前方部一部で再現展示 草が生い茂ってよく見えませんが・・・; 葺石と円筒埴輪列が二段あります |
黒姫山古墳周辺には、陪塚的な小型古墳が少なくとも6基存在
していたと思われます(鎮守山古墳・どん山古墳・けんけん山古墳
・さる山古墳・さば山古墳・名称不明の古墳)。
現在は削平されて実態はよくわからないのですが、その一つの
さば山古墳は黒姫山古墳よりやや遅れて造られた帆立貝式古墳
(全長28m・周濠有り)であり、その他比較的身分の低い人達の墓も
検出されていて、この周辺が古墳時代には一つの墓域を形成して
いたと思われます。
被葬者としては、この地域の豪族・丹比(たじひ)氏の首長が想定されます。
ガイダンスセンター(?)の横に再現された前方部の竪穴式石室 |
長さ:4.3m 幅:約0.70m 高さ:1.2m 鉄製甲冑24領・鉄製武器類など埋納 (レプリカが入っている) |
一つの古墳から甲冑24領というのは、現在のところ国内最多出土数。
【甲冑24領内訳】
横矧板鋲留短甲12・三角板鋲留短甲11(内 襟付短甲1)・不明1
衝角付冑11・眉庇付冑13
副葬品のみの埋納。
西に黒姫山古墳を望む |
阪和自動車道建設の際破壊されそうになる その為高速が古墳をよけてカーブしている |
出土品などは徒歩2,3分の所にあるみはら歴史博物館で
展示されています。
駐車場も特にないので、みはら歴史博物館を利用するように
書いてありました。
より大きな地図で 黒姫山古墳 を表示
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