2013年5月25日土曜日

FLOUR(フラワー) 狭山店

マダム・ヨーコというお菓子が一番人気
南河内を中心にお店が増えているようです



フラワー狭山店は、狭山池博物館から東側へ池に沿って
歩いて10分位の所にあるケーキ屋さんです。

2階にカフェもあって眺めが良いです(西向きなので
夕方は西日が眩しい・・・)。


左の土手の向こうは狭山池


ジンジャーエール 472円
缶ジュースで驚きました;


ケーキも美味しいですがここはパンも美味しくて、私は
ここへ来たらオリーブミックスというパンを必ず買います。

オリーブオイルを練り込んだゴツゴツした感じのパン
ですが、素朴な感じで美味しいです。



オリーブオイルミックス 168円
30cm位あります 

2013年5月24日金曜日

狭山池博物館



大阪狭山市にある大阪府立狭山池博物館
まさにその名前の通り狭山池に関する資料を
中心に展示した狭山池の傍にある博物館です。

大阪狭山市の郷土資料館も一角にあります。




ここが正面かどうかよくわかりませんが・・・
アプローチが沢山あります
狭山池は7世紀の推古天皇の頃まで遡る
日本最古のダム式のため池です。


左端の胸像は考古学者の末永雅雄博士
大阪狭山市の出身で郷土資料館に遺品の寄贈があります



ここは何と言っても展示より安藤忠雄さんの建築として有名
だと思います。
私がこの博物館の存在を知ったのも、建築に興味がある方が
安藤さんの建物できたんだってね~というのがきっかけでした。




ここの建物は水の流れを活かした設計で夏の訪問がお薦め
ですが、私が行った時はその肝心な水の流れがほとんど無くて
残念でしたし、実際に見た時のほーという感じが人それぞれだと
思うので、写真は無い方が良いと思います。
是非実物を見て欲しい建物です。



↑ 博物館の入口です・・・

ただ、入口とか出口は分かりにくい;
入口まで楽しんで歩く博物館です。

大抵静かで、私の知ってるだけの少ない中ですが、安藤さんの建築で一番好きですし、もうこんな公共の建物は建たないんじゃないかと思います。

博物館は無料です。




狭山池というかなり限定した贅沢な博物館で、
展示品はレプリカが多い印象ですし、何というか
どういうイキサツで出来た博物館か知りませんが
ある意味不思議な博物館です。



狭山池の断面
博物館はこの展示の為にある建物みたいです


喫茶もあります
通り抜けもできます・・・


狭山池は一周できるように整備されているので、ウォーキングの
人など結構いますが、この博物館は大抵静かです。

ちなみに一周2850mです。




2013年5月21日火曜日

道明寺手づくりの市~道明寺天満宮

doumyouji 


19日(日)藤井寺市の道明寺天満宮で
手づくりの市がありました。

2,3ヶ月に一度あるようですが、初めて来ました。

近鉄道明寺駅から徒歩約5分

手づくりのパンやお菓子、陶器や布製品などのお店が
出ていました。

出掛ける予定の前にちょっと寄ったので、パンとシフォンケーキ
を買って帰りました。
美味しかったですが、写真を撮ることなどすっかり忘れて
食べてしまいました;

次回は9月15日(日)とのことです。




結構賑わっていて駐車場はすぐにいっぱいでした
 

ハーブソースのかかったバジルフランク美味しかった

この器のサイトから市の開催を知りました
(でも買ってないです・・・;)

















道明寺天満宮は、菅原道真を祀る神社です。
道真公ゆかりの品々が、国宝として宝物館にあります。



本殿
西側に梅園もあります


元々は土師(はじ)氏の氏寺の土師寺です。
594(推古2)年に土師八嶋が自宅を寺にしたのが始まりとのこと。

天満宮のすぐ西隣に道明寺がありますが、道真のおばの覚寿尼が
いたことから道真も訪れたといわれ、道真の死後に道真の号である
「道明」にちなんで道明寺と改められたとのことです。

道明寺は道真が手ずから刻んだという十一面観世音菩薩像(国宝)を
御本尊とする尼寺です。
明治時代の神仏分離令により道明寺と道明寺天満宮に分かれたとのこと。

 
元宮 土師社


菅原氏の改姓前の名前は土師氏で、古墳造営などを行っていた
土師氏が平安時代初めに改姓し、大江・秋篠・菅原の姓となりました。

この辺りは古市古墳群で古墳がたくさんあります。
近鉄道明寺駅の隣りの駅名は土師ノ里駅といいます。
堺市の百舌鳥古墳群にも土師という地名が残っていますし、奈良の
佐紀盾列古墳群辺りに秋篠寺・菅原寺(喜光寺)があります。

古墳造営という当時の最先端技術で活躍していた土師氏ですが、
古墳時代が終わり活躍の場が葬儀関係に変わっていったことから
改姓を願い出て許されました。




2013年5月17日金曜日

梅園

河原町三条と四条の真ん中より
三条寄りにあります

東福寺から京阪で四条に着き、用事も済んでやれやれ
帰る前にあんみつでもと都路里(つじり)へ行くと夕方5時
でも並んでる・・・

並ぶくらいならと河原町を歩いて梅園へ。

・・・おや、お客さんが誰もいない・・・;

烏丸店(うめぞのCAFE&GARALLERY)にはちょくちょく
行ってたのですが、この河原町店はかなり久し振りです。

烏丸店は町屋を改装したお店で、河原町店は昔ながらの
甘味処という雰囲気です。
清水店は持ち帰りを買ったことしかないですが、観光客が
多い所なので賑わっていました。

私の古い記憶ではあんみつは都路里、かき氷は梅園と
なっているので先に都路里に行っただけなんですが・・・

ここのあんみつにはわらび餅も入って盛り沢山です。
美味しかったです。




クリームあんみつ黒みつ添え 850円

烏丸店には抹茶のホットケーキがあって美味しいです。
しかし、梅園といえばみたらしだんごが有名で、お土産に
お薦めです。



10本 750円
少し小振りな四角い形のおだんごです
(食べてしまったので説明が難しい・・・;)


でもやっぱりもっと暑くなってから宇治金時を食べに来たいなあ。
この河原町店はほんとに通りに面してる間口が狭いので、いつも
通り過ぎたのかと不安になる頃辿り着きますが、夏は行列ですぐに
わかった記憶があります。

あんみつで疲れを癒して、帰路に就きました。


 

2013年5月16日木曜日

養源院~東福寺

 
所用で京都へ来たので、ちょうど行きたかった養源院
俵屋宗達の杉戸絵を見に行きました。
京都国立博物館や三十三間堂が修学旅行生や観光客で
賑わっていますが、その三十三間堂のすぐ東隣にあるとは
知りませんでした。

七条通りから一歩入ると、とても静かです。

養源院 拝観料 500円


養源院は豊臣秀吉が建てた伏見城の建物を移築したもので
かなり立派な建物の面影があります。

元々は淀殿が父・浅井長政の追善の為に建立しましたが
程なく火災で焼失し、二代将軍徳川秀忠夫人(淀殿の妹・お江)
が再建して以来徳川家の菩提所となったお寺です。




入口入っていきなり唐獅子の杉戸絵があります
(中は撮影禁止)

「唐獅子図」杉戸絵(重要文化財)

左甚五郎が作った忍び除けの鴬張りの廊下はほんとうに
キコキコ鳴ってますし、自害した武士の血が沁みた床材を
供養のために天井板にしたという血天井は、もちろん血の色
など今は全くなく、ただのしみにしか見えません。

私は俵屋宗達の杉戸絵を見に来たのですが、宗達の杉戸絵も
松の襖絵も、秀吉の学問所だったという牡丹の間の狩野山楽の
華麗な牡丹の襖絵も、みんな血天井の供養の為とのこと。


金地着色松図(重要文化財)
【京都観光Navi】より


気楽に絵を見に来たので、ちょっと驚きました。
絵よりも血天井の方が有名みたいです。

ここは案内の方がしっかり説明してくださるので、間近で襖絵も
見れて良いのですが、ゆっくり見たい場合は再度説明の
ローテーションに乗らないと駄目みたいです;





「波と麒麟図」杉戸絵(重要文化財)


「白象図」杉戸絵(重要文化財)
やっぱりこれが一番印象的です

















ここから東福寺は徒歩20分程です。
東大路に沿って下っていきます(ゲベッケンの前を通って・・・;)。

京都第一赤十字病院を過ぎた所で南へ曲ると、築地塀の続く
道になります。


臥雲橋より通天橋を望む

臥雲橋から通天橋が見れて、通天橋に
入らないなら、ここから眺めるだけでも
もみじが美しいです。


東福寺は鎌倉時代に摂政関白・藤原(九条)道家が
九条家の菩提寺として創建。
以来再建復興を重ねて、京都五山の一つとしての
立派な禅宗寺院、また紅葉の名所として有名です。

秋の紅葉の頃の混雑は聞いただけでもすごくて敬遠
してましたが、初夏の青もみじも美しいし人は少ない
というので一度来たいと思っていた所でした。

確かに人は少なめで良いですし、こんなに広くて立派な
お寺とは知りませんでした。
次来たら龍吟庵の庭とかも見てみたいです。




左:本堂 右:三門(国宝)


三門は室町初期の再建
扁額「玅雲閣」は足利義持筆
 
東司(重文) 東司=トイレのことです



東司の中 百人便所と言われるのも納得;
トイレも修行のうちだそうで;;



青もみじが綺麗です







開山堂(有料:通天橋拝観受付500円)



美しい庭の模様


通天橋
ここからの紅葉が有名ですね~



さあ帰ろうと京阪(JR)東福寺駅目指して10分程歩いておりましたら・・・

東山本町陵墓参考地という所の前を通りかかりました。
ちょっと急いでましたので、とりあえず写メだけ撮って
帰ってから調べましたら・・・
第85代仲恭天皇陵の陵墓参考地ということです。


左奥に土の高まりがあるようです


陵墓参考地というのは、明治の初めに歴代の天皇や皇族のお墓をきっちり
お祀りしようとなった時にはっきりわからない所も多かったので、一応ここと
いう所を決めたものの、可能性のある所を陵墓参考地ということで保護した
ものです。

仲恭天皇というのは、鎌倉時代の順徳天皇の子で、順徳帝がその父・後鳥羽上皇の
倒幕計画に備える為に2歳で譲位されたものの計画が失敗に終わった為(承久の乱)
わずか78日で廃位され、即位も認められていなかったために九条廃帝などといわれた
天皇だということです。

ちなみに在位78日は歴代天皇で最短で、明治になって天皇として認められ、仲恭天皇
と追号されたそうです。
物心もつかない頃に天皇になって廃位され、母の実家の九条家に移って17歳の若さで
で崩御されたという仲恭天皇。
このような天皇もいらっしゃったんですね~

仲恭天皇陵としては東福寺の南東の深草本寺町に九條陵として比定されていますが
こちらの陵墓参考地も伝承などから可能性があるようです。

古墳めぐりをしていると、陵墓参考地という言葉に出会うと古墳かと思ってしまいますが
このような知らなかった話にも出会えて大変面白いです。


寄り道が長くなりましたが、もう5分程歩くと東福寺駅です。



 

より大きな地図で 養源院~東福寺 を表示

2013年5月11日土曜日

狩野山楽・山雪展~嗚呼 ゲベッケン

 
 2日(木)に京都国立博物館の「狩野山楽・山雪」展に行きました。 

難しいことはわからないですが、山楽が素晴らしい・・・
5/12までです。


それほど混んではいませんでした

 
平常展示館を建替え中
2014年春完成予定


ゲベッケン


せっかく京都に来たのですが、あまりゆっくりする時間が
なかったのでどうしよう・・・

そうだ、ゲベッケンに行こう。
私は見てなかったのですが、「ケンミンショー」の番組で
卵焼きのパンが紹介されたというパン屋さんが深草辺り
にあることを思い出して行ってみました。

京阪藤森駅と深草駅の間の龍谷大学の生協の裏あたりに
あるゲベッケン本店。

え、売り切れ?・・・そんなに美味しいんや~


パン・ケーキのイートインもできます
藤森駅から徒歩10分弱・深草駅から10分強

手ぶらで帰るのもなあと歩いていたら・・・

すぐ東側のNTT西日本の敷地の一角に、この辺りが
深草弥生遺跡という弥生時代の遺跡であったという
説明板がありました。
知らなかった・・・


↑ ほんの一隅ですが・・・







意地になった私はさらに帰り道の途中にある
ゲベッケン丹波橋店に行って買って帰りました。

京阪丹波橋駅から徒歩2,3分


これがその卵焼きのパン!


ほんとの名前は「京・だし巻き食堂」らしい; 137円

・・・そんなに美味しいやろか・・・??

イメージとしては、お好み焼きとかをパンにしようとしたのかな
という感じです。
たこ焼きの船みたいな入れ物に入ってるし、上に天かすと
青のり、中は薄い卵焼きを重ねた中にマヨネーズ・紅生姜・・・

私はその紹介されたテレビを見ていないので、厚焼き卵が
どかーんと挟まったパンを勝手にイメージしてたので、お店
で見た時拍子抜けして、店員さんに確認して買いました。
確かに類似品は見たことないので変わってて面白いですが
1回食べたら満足かな~;
マヨネーズが効いてるので、だし巻きではないと思う・・・
安いのは確かです。
クリームパンの方が有名みたいで、美味しかったです。

少し前ですが、高速道路のS.Aで京都土産に大人気と書いて
あったので、買って帰ったのがゲベッケンの抹茶バウムクーヘン
でしたが、しっとりしてない系バウムクーヘンでした。


そして、こんなに途中下車しまくって行ったゲベッケン。
実は、最初にいた京都国立博物館から徒歩9分の所に
泉涌寺店があったことに帰ってから気付いたのでした・・・


そしてそして、それほど頻繁に行く訳ではない京都に
一週間後に来るとは・・・


ゲベッケン 泉涌寺店
今熊野商店街にあります

前を通って写真だけ撮りました。
あぁ、ゲベッケン・・・
 

2013年5月10日金曜日

頭塔(ずとう)

平城京天平祭のあったG.W.は春の特別拝観の時期でもあり、
平城宮跡から一度みたいと思っていた頭塔へ寄りました。





平城京天平祭にあわせてJR奈良駅の方に臨時バスが
出ていると、会場で貰ったパンフレットに載っていたので
乗り場へ行くと、ならまちの方まで行く巡回バスだそうで
頭塔の近くまでそれも100円で行けるなんてスバラシイ。

20分位で奈良ホテル前に着いてそこから徒歩5分程で
到着。スマホのナビは本当に助かります。


ホテル ウェルネスの奥↑ にあります
え、ここ?!
新薬師寺辺りに行く時に何度も通っていた
のに、今まで全然気が付かなかった・・・

ほんとに知らないというのは・・・;




4/27~5/6春の特別拝観(通常は要予約) 協力金300円


頭塔というのは、奈良時代に東大寺の僧・実忠が
築いたとされる、方形七段の土塔です。
東大寺の瓦が使われていることからも、東大寺の
関連施設だということです。
堺市の土塔とやや類似していると言われます。



石仏がある所だけ瓦で庇があるように復元しているが
本来は全部瓦葺きだそうです


国史跡 南側は復元せずに現状保存されている




1辺32m 高さ10m 
見晴らしは良いし見学の為の整備もされているので
もっと気軽に入れたら良いのになあと思います。

ここにいらっしゃったボランティアガイドさんはとても
勉強しておられる方で、色々お手持ちの資料なども
見せてくださって大変わかりやすく説明してくださいました。

ガイドさんは頭塔は堺の土塔とは全く別物だとおっしゃって
ましたが、もっと違う感じだけど、岡山に熊山遺跡というのも
あるよと教えてくださいました。
熊山遺跡の三段の石積遺構も奈良時代の仏塔と考えられる
そうです。


熊山遺跡(岡山県赤磐市)の石積遺構(国史跡)
【赤磐市HPより】

そのガイドさんの説明にも、説明板やパンフレットにも
載ってなかったのですが、頭塔の下には横穴式石室
(6世紀)があったとのことです。
うーん。詳しいことはわかりません。


ともあれ、頭塔を後にし、近くの一度行ってみようと
思っていたカフェに行ってみたら混んでる・・・
違う所も時間かかる・・・というので帰路につきました。

食べ物には縁が無かったですが、奈良満喫です。





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