2013年7月30日火曜日

吉志部神社・吉志部瓦窯

紫金山公園の南側に吉志部神社があります。



平安時代にはあったらしい




建て直された本殿


紫金山公園を背にして建っている本殿は、2008(平成20)年
不審火により焼失し、3年後に建て直されたものです。




その本殿に向かって右側(東側)の斜面に吉志部古墳
移設された窯跡があります。


吹田34号須恵器窯跡
現在地の約1km西方より移築


7世紀初頭 円墳?(径約10m?)(墳丘は大半が流出)
吹田市内では横穴式石室が現存する唯一の古墳




神社の西側の山の斜面にも平窯・登窯跡があります。


神社の西側の公園広場





吉志部神社の鳥居の前の道を東へ少し歩くと
吉志部瓦窯の工房跡の説明板が有り、その
道向かいにある小さな広場が工房跡です。







吉志部神社の西の公園のはずれにある
ICHIRIN CAFĒ



とってもお洒落なカフェです
お友達と行くのに良いですね
 

 


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2013年7月29日月曜日

吹田市立博物館

吹田市立博物館は、JR岸部駅の北西方向にある
紫金山公園の中にあります。


入館料 一般 200円
月休 9:30~17:15

高速道路と山の間の窪みにあって、正直ここに博物館があると
気付く人はエライ・・・
これ程の大きさで、これ程目立たない建物も少ないと思われます;

車で来た場合、駐車場は高速道路の北側にあるので5分程歩いて
高速道路をくぐって博物館へ行きます。

私のスマホのナビは博物館本体を目指していたので、ナビ通りに
行っていたら到着できないところでした;;
車だと道路の案内板にしたがって行くのが良いと思います。



紫金山公園 (高速道路の北側)






駐車場入口 
突当りは高速道路 右は佐井寺中学校



高速道路の向う側が博物館
足の不自由な方は車で入れるみたいです
↑ 小さな看板があるだけなので派手なペイントが貴重な目印です
 



博物館前の吹田くわい
かつての吹田の名産らしい



吹田市は窯業が盛んだった所だった為か、古墳が少ない所です。

古墳の数自体が少ない中で、新芦屋古墳という石室ならぬ木室を持つ
古墳の存在は驚きです。

 








瓦窯の実物大再現コーナー



吹田32号須恵器窯跡
初期須恵器の窯




吉志部瓦窯H1号窯跡
平安京の瓦の窯



瓦葺きコーナー

誰もいないしやってみたかったのですが、何が正解
とかわからないのでまたの機会に・・・



他に懐かしの昭和家電や万博のあれこれの展示があって
ちょっと年配の方は懐かしくて面白いのではないでしょうか~





2013年7月28日日曜日

旬菜 山﨑 佐井寺店

関西大学の阪急関大前駅などがある方とは逆の
東側の住宅街の方へ抜けた所にある和食のお店、
旬菜 山﨑 佐井寺店 で夕食をいただきました。



すぐ近くに竹谷店もあるようです
そちらの方が若干値段設定が高めのよう


カウンターと掘りごたつ式の座敷の小さなお店ですが
清潔感のあるお店で、5時半の予約で行ったのですが
じきにお店はほぼ満員になっていました。

夜はコースだけなので、一番安い3675円(税込)のコースを
お願いしましたが、量的には女性なら充分だと思います。

美しい器でいただくコースの最後のご飯があなごご飯で
とってもおいしかったです。
お客さんの人数に合わせて土鍋で炊いてくださっているようで
残りは折に入れて持ち帰るようにしてくださいました。

電車ではかなり不便な所なので車がお薦めですが、
駐車場はお店の入口のすぐ横の2台分だけなので早い
入店じゃないと無理ですが、すぐ近くにコインパーキングも
有りますし、関西スーパーがすぐ近くなのでお買物がてら
というのもいいかもしれません。

お昼もお手頃な値段で美味しそうなので、行ってみたいです。





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2013年7月21日日曜日

関西大学博物館

 
関西大学博物館は、関西大学千里山キャンパスにあります。

土日祝日:休館 
開館時間:10時~16時(入館は15:30まで)
※特別展は変更有り
無料



登録有形文化財(建造物)の簡文館の2階にあります
元々は図書館として1928年建設・1955年増築
関西大学に現存する建物のなかでは最古




末永雅雄博士設立の考古学資料室が前身とのこと
藤ノ木古墳の復元石棺が埃まみれで置いてありました






平成25年度企画展「名刀にかける 刀匠 河内國平作刀展」(7/20終了)
が最終日だったので見に行きました(撮影不可)。

日本刀に特に興味がある訳ではないのですが、河内國平さんは古代刀の
復元(七支刀や藤ノ木古墳出土大刀等)をされている方です。

関西大学在学時代から考古学の末永雅雄名誉教授に師事されていた縁で
復元研究されていたということで(ご自身は法学部;)、成程と納得しました。

刀匠としては二人の人間国宝から「相州伝」と「備前伝」を会得したという
今までの常識では有り得ない、すごい方です。

無料でたっぷり鉄刀の作り方のビデオを見せていただきました。

日本刀は非実用品で、でも武器で・・・ただただ凄味のある美しさです。




常設展もあります(こちらは撮影可)。


入ってすぐに展示されている
末永政雄博士復元の古墳時代の甲冑
(パンフレットに載ってるのと違うけどなんでやろ?)

出土地不明のものが多いのは、昔から考古学の研究を
されていた大学、ということなんでしょうかね~。
寄贈品も多いようです。

古墳の棺からの石枕はリアルに見応えがあります。



奈良県天理市渋谷出土の碧玉製の石枕(重要文化財)
外縁に鋸歯文、側面には縦に線刻有り(後世に改変の可能性有)
景行天皇陵古墳からの出土の伝承有り



博物館を出た所に、美術陶板による高松塚古墳石室壁画の
再現展示室があります。

高松塚古墳の発掘は、末永博士が指導なさったそうです。


右が博物館
左の温室のようなのが復元室
今の時期はめっちゃ暑い;

目の高さに合わせて復元してあります
















関西大学千里山キャンパスは、阪急関大前駅から約10分歩き、
大学の門をくぐってからさらに5分程歩くと博物館に辿り着きます。

キャンパスの建物はみんな立派できれいです。
むかーし来た時のことが全く思い出せません。

大学名が駅名になってるくらいなので駅の真ん前かと思っていると
ずーっと登り道なので、この暑い中ではこたえます;
その名の通り千里山です。
その代わり、帰りは早くてラクです。



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2013年7月15日月曜日

工場跡事務室

戒壇院の裏手、焼門の方にある工場跡事務室

固い名前ですがカフェです。
ひねりの無い名前に親近感が。

特に看板等が目立たないので通り過ぎそうですが、
大正14年に建てられて乳酸菌飲料の研究・製造が
行われていた建物の工場事務室をカフェにしたお店です。



※金土日祝日だけの営業です
金   11:00~18:00
土日祝 9:00~18:00
駐車場はありません
 




↖  ここから入ります                      



↑ ここがお店の入口



お座敷席
奥に椅子席もあります



去年かき氷が美味しかったので食べに行きましたら、
来週からなんですよ~と言われてがっかりしましたが
梅ジュースはさっぱりしていて暑い時にぴったりでした。

7日に行ったので、もうかき氷されていると思います。
また是非行かねば~

梅ジュース 600円
青梅入り梅シロップを炭酸で割ります



2013年7月14日日曜日

東大寺

恐らく日本で一番有名なお寺東大寺
何を今更説明することがあろうかとも思いますが・・・


正式名は金光明四天王護国之寺(きんこうみょうしてんのうごこくのてら)




とても暑い日でしたが、鹿は鹿せんべいをくれと。
喉かっさかさにならないんかと思いますが・・・;


買ったらすぐ頂戴


やっぱり日蔭やね~






 南大門

大仏殿(金堂)の南にある門です(国宝)。


天平創建時のものは平安時代に大風で倒壊し鎌倉時代に再建された
建築様式は大仏様(だいぶつよう)


阿吽二体の金剛力士(仁王)像も国宝
日本最大の木彫像(約8m)




阿形像
運慶・快慶ら作
 


吽形像
定覚(運慶の弟)・湛慶(運慶の長男)ら作

このブログを書くにあたって知ったのですが、普通仁王様というのは
仏教の守護神なので入ってくる人の方を向いているもの(南向き)なの
だそうですが、東大寺の南大門では創建時から向かい合わせだった
そうです。
また、風雨を防ぐ為に南側を閉鎖してあるとのことで、創建時は派手やかに
仁王様も見える門だったようで、今とかなり印象が違うようです。

また、阿吽も普通は阿形が東側、吽形が西側だそうですが、ここでは
逆だそうです。
天平期にはそんなに制約が厳密でなかったようです。



 
 
中門の西側から拝観料を払って
大仏殿(金堂)へ。



江戸時代の再建 (国宝)
拝観料 大人:500円




八角灯籠(国宝)
日本最古・最大の鋳銅製灯籠
当初の面(西北、西南面)の音声菩薩像が美しい





大仏様の正式名:盧舎那仏(国宝)
宇宙の真理を体得された釈迦如来の別名


創建当時から残っている精緻な模様のある蓮弁(レプリカ)

 

大仏様のこの右膝下の須弥壇に鎮壇具の刀は埋納されていたとのこと




創建当時の模型
今より大仏殿は大きく、東と西に七重塔があった







東塔跡

大仏殿を出て少し東側の山に上がった所に
あります。

1970年万博で再現された相輪(約23m)
東塔跡の北側にあります
塔は約100mの高さだったという

少し地面が盛り上がっているのが東塔基壇跡
1180年 兵火により焼失


西塔跡

東大寺ミュージアムの北側の道を入っていくと
じきにあります。



土の高まりが西塔基壇跡 右側が親王墓地
934年 落雷により焼失


一乗院宮墓地

西塔跡の東側「五百立山」山麓に、五輪塔が六頭建っています。


一乗院宮墓地
「興福寺一乗院門跡」となった皇子たちの墓所
左奥が西塔跡




江戸時代初期、第107代後陽成天皇の皇子尊覚法親王
第108代後水尾天皇の皇子真敬法親王のお墓






講堂跡

大仏殿(金堂)の真北に講堂跡があります。

結構鹿がいて、静かな所です。


大仏殿が見えます

講堂跡碑


大きく立派な礎石



 

 
 
 

正倉院


H23年からH26年まで解体修理中(奥の覆屋)
国宝






転害門(てがいもん)


国宝 天平創建時からのもの
平城京の佐保路に面したことから別名「佐保路門」
 




南側より

最後の棟梁と言われた西岡常一さんが著書で
褒めておられた節くれだった柱。

節がよく見えます