奈良県葛城市忍海に葛城市歴史博物館があります。
入館料 一般 200円 近鉄忍海駅から徒歩約3分 駐車場30台有り(無料) |
博物館の南隣に角刺神社があります。
5世紀後半に一時政務を執ったという飯豊青(いいとよあお)皇女の
忍海高木角刺宮があったとの伝承があります。
祭神は飯豊青尊 |
飯豊青皇女は第17代履中天皇の子または孫とされ、第22代清寧天皇が
崩御してから後継となる天皇が決まらなかったため政務を執りましたが
10ヶ月程で亡くなり、弟の顕宗天皇が天皇に就いたとされます。
(『日本書紀』『古事記』により名前や出自に諸説あります)
平安時代の書物である「扶桑略記」には、第24代天皇として「飯豊天皇」の
名があるそうです。
母方が葛城氏出身とされるのでこの辺りに伝承があるのは分かりますが
「青」ってなんだろう?と以前から気になっています。
福井県の地名ではという説も見ましたが、何だかとても不思議です。
拝殿 |
鏡池 手前の柵の扉を開ければ博物館横のグラウンドからすぐ神社です |
飯豊青皇女は「埴口丘陵(はにくちのおかのみささぎ)」に葬られたと
されています。
「陵」は天皇にしか用いられない表現なので、やはり推古天皇より
100年ほど前に存在した初の女帝だったのかも・・・
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